施工例紹介

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K様邸エアコン工事

マンションにおけるエアコン取付前に確認すること

この記事ではK様邸エアコン工事を例に、マンションにおけるエアコン取付前に確認すべきことをご紹介したいと思います。

 

エアコンを新しく取付けたり買い替えたりする際、マンションでは一戸建てと違った注意点があります。

「配管が通らなかった」「管理規約に違反してしまった」など、事前確認を怠ると思わぬトラブルにつながることもあるので

マンションにおけるエアコン取付前に確認すべき5つのポイントをわかりやすくご紹介します。

 

1. 管理規約・管理組合のルールを確認する

マンションでは、共用部分に関する制限があることが一般的です。

特にバルコニーや外壁は共用部分に該当するため、室外機の設置や配管工事に制限がある場合があります。

 

チェックポイント:

・エアコン設置に関する管理規約があるか

・室外機の設置場所や方法に制限があるか

・外壁への穴あけが禁止されていないか

・事前に管理組合への申請が必要か

 

2. 室外機の設置場所を確認

マンションでは限られたスペースに室外機を設置する必要があるため、あらかじめ設置場所を確認しておきましょう。

設置場所によっては、振動や騒音が近隣トラブルにつながることもあります。

 

チェックポイント:

・バルコニーに十分なスペースがあるか

・排気が隣室や廊下に向かないようにできるか

・室外機の振動音対策(防振ゴムなど)ができるか

 

→K様邸ではバルコニーに2台分の室外機を置くスペースが無かったため二段置台を採用しました。

 

3. 配管ルートと化粧カバーの使用

マンションでは既存の配管穴を使うことが基本です。

新たな穴あけが制限されることが多く、場合によっては天井や床下を通す必要があるため、配管ルートの確認が重要です。

 

チェックポイント:

・既存の穴が使えるか(使用中のエアコンがあれば要確認)

・外に出る配管に化粧カバーを取り付けられるか

・外壁にカバーを設置する場合、見た目や管理規約への影響はないか

 

→K様邸ではバルコニーや廊下に面していない真ん中の部屋を確認したところ

 冷媒管用とドレン用のそれぞれの配管ルートが用意されていました。

 特にドレン用の配管ルートが無い場合は、外壁の穴あけが可能か・水勾配は取れるかといった確認も必要です。

 

 

4. 電源(コンセント)とブレーカーの確認

エアコンの電源は専用回路が推奨されていますが、マンションでは電気容量や配線経路に限りがあるため、事前の確認が不可欠です。

 

チェックポイント:

・コンセントの位置と電圧(100V/200V)

・専用回路が必要な場合、設置可能か(電気工事が必要なことも)

・ブレーカーの空き容量があるか

 

5. 工事日・騒音への配慮と立ち会い

マンションでは工事による騒音や搬入・搬出の影響が気になる方も多いため、周囲への配慮と工事内容の説明が大切です。

 

チェックポイント:

・ 工事の時間帯がマンションのルールに合っているか

・階下や隣室に騒音が響きにくい時間を選んでいるか

・工事担当者と事前に設置位置を相談・立ち会いできるか

・エレベーター・共用部の使用に制限がないか

 

✓マンションでのチェックリストまとめ

・管理規約の確認・必要なら管理組合に申請

・室外機の置き場所と振動・騒音対策

・配管ルートと外観に配慮したカバー使用

・電源や専用回路の有無を確認

・工事時間・周囲への配慮と立ち会いの準備

 

これらを事前に確認しておけば、スムーズで安心なエアコン取付工事が実現できます。

ご自身で確認が出来ない場合は、取付業者に一緒に依頼しましょう。

  • AFTER

    室外機が置けるバルコニー等に面している外壁で

    配管用の穴・専用電源があれば別工事無く取付可能です!

    BEFORE
  • AFTER
    バルコニーや廊下に面していない真ん中の部屋は特に事前確認が必要です。
    K様邸では冷媒管用・ドレン用の配管ルートがそれぞれ用意されていました。
    BEFORE
    左上は冷媒管用の配管ルート。
    隣の部屋の天井を通りベランダへと抜けています。
    右下はドレン用の配管ルート。
    外部の竪管に直接つながっていました。

    右上は自然給気口です。
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